こんにちは工作LEDです!
今回はアクアのフロントウィンカーLED化をご紹介させてください。
モデルはNHP10前期です。
純正球はT20の21wが選定されていました。
これをパワーLED(アンバー色)4発に置き換えます。
工程としては
・部品を用意
・カラ割り
・放熱板切り出し
・LED回路組み込み
・カラ閉じ
・取付け
といった感じです。
・部品を用意
今回は失敗してもいいように、純正ウィンカーの中古品を用意しました。ヤフオクで左右セット3000円でした。結局、必要ありませんでしたが…。
それ以外の部品は
アンバー パワーLED 8個
LED用集合レンズ 8個
アルミ板(厚み6mm)適量
T20ウェッジベース 2個
などなどです。
・カラ割り
ネットに載っているカラ割りは難しいので、超音波カッターでレンズ側面から切り込んで分解します。
写真がありません…スミマセン。約5分程で分解できました。
・放熱板切り出し
カラ割りが出来たら透明PET板を切ってリフレクター内の型を取ります。手前側のリフレクターを活かす為に、なるべく奥側で型を取っています。
型が出来たら、アルミ板に転写してのこ盤でカットします。カットしたら角が立つので、磨き用リュータで面取りしておいた方がいいでしょう。
・LED回路組み込み
アルミ板にネジ穴を空けて、LEDをネジ留めします。接地面には放熱シリコンを塗っています。写真のような配置にしてみました。
LEDはオプトサプライ社製を使用しました。
定格800mA 120° となっています。
写真を忘れましたが、ウィンカーで120°は角度が広すぎるので集光レンズで集めます。
今回は30°タイプを使用してみました。(結果的に正解でした)
点灯回路は三端子レギュレータで800mA流す設定にしてみました。800mAは定格値いっぱいですが、耐久テストも兼ねてやっています。
・カラ閉じ
点灯試験したら灯体の中に回路を組み込みます。
写真は仮組みしてみたところです。
リフレクターとアルミ今か板の隙間がありますが、放熱のことを考え、埋めずに組立てます。
画像には写っていませんが、LED基板の裏側に点灯回路の基板が入っています。
ファッティングに問題がなかったので、プラスチック用パテで基板を固定します。パテに絶縁性があるようので問題なしと判断します。
レンズ部は透明の接着剤(今回セメダイン スーパーx)で貼り合わせました。
しっかり固化させたら、再度試験します。
LEDの光が集合レンズで集められて、正面からは直視出来ないくらいの光量になっています。
側面に逃げる光もリフレクターに当たって拡散しています。ウィンカーを真横から見ても点灯していることが、はっきり分かります。
明るさを測ると1mの距離で447lxでした。使い方が間違っていますが、一つの目安として考えます。ちなみに純正球では同条件で200lx程でしたので、2倍以上の明るさになっているのではないでしょうか?
・取付け
アクアに取付けた状態の画像です。LEDがモロに見えていますが、遠目には分かりません。
純正状態でリフレクターにオレンジの球が写りこんでいましたが、当然ながらそれはありません。
実際に取付けて点灯させても(撮影忘れてます)どの角度からでも十分視認出来ます。
装着してみての感想ですが、明らかな光量アップを実感出来ます。かといって迷惑な光量でもないです。イメージ的には、角度・明るさ共にBMW3シリーズフロントLEDウィンカーと同等ではないでしょうか?(分かりにくくてスミマセン)
夜間点灯すると、標識などに反射するのが見えるので、自己満足度が高いです。
耐久性についても装着からアクアを乗り替えるまでの2年半トラブルはありませんでした。真夏の連続点灯も問題ありません。タフなLEDなので、今後の自作にも使いたいと思います。