こんにちは工作LEDです。
期間が空いてしまいましたが、車用のバックカメラを赤外線仕様に改造した記事の続きを書きます。
改造することになった経緯やバックカメラの改造についてはこちら↓を参照してください。
今回は実際に改造したカメラを車に装着してみて、どの様に映るのか見てみたいと思います。
取付けテストにあたり、装着位置はリアウィンドウ上部としました。
取付用にステーと固定ケースを作成しています。
ステーは手で簡単に曲がる程度の厚みなので、角度の調整が簡単に出来ます。
テストの間機能すれば良いので、これで十分でしょう。
既にドライブレコーダーのリアカメラが同じポジションに陣取っていますから、10cm位右側にオフセットして両面テープで取付けました。
これでカメラの固定は完了です。
続いて、モニターとの接続です。
ネットショップで5mの映像ケーブルを用意しました。
最終的にはリアゲートにカメラを取付ける予定なので、長めにしています。
テストなので、簡単に脱着できるようにケーブルを引き回します。
乗降の際に邪魔にならないか、ドアの開閉に支障がないかは最低限考慮します。
まだ室内にカメラがあるので、長さに余裕があります。とゆうか、かなり余ります。
最後にカメラの電源です。
使わないシガープラグがあったので、改造してカメラと接続できるようにしました。
さて、電源線を接続して早速ACCをONにしてみます…
映りました。
嬉しくなって、早速走ってみます。※撮影は停車状態で行いました
赤外線の世界が広がっていますね。
バックカメラなのでそれなりの画質です。
事前のテストで画角(水平方向)が約120度ということが分かっていましたが、当然視野が広い分、後ろの車の車種はほとんど判別出来ません。
対策としてズームレンズなどで補正が必要です。
加えて暗明差に弱く、白飛びと黒潰れしている範囲が広いです。
総じて見にくいというのが正直なところです。
ただ、昼間はそこまで重視していないので、一旦は良しとします。
続いて気になる夜間です。
まだ赤外線光源を装着していないので、映り具合は外因に大きく依存します。
何も照明がないと画面は真っ暗です。
面白いのはLEDヘッドライトの車が後ろについた時です。
粗いですね…分かるでしょうか。信号待ちの状態です。後ろの車はヘッドライトとウィンカーを点灯させていますが赤外線カメラには何も映っていないように見えます。
LED特有の狭い波長を拾っていないからでしょう。※車種はN-BOXですからフロント回りの光源は全てLEDです。
後ろの車の輪郭が分かるのは、自車のブレーキランプ(電球)で照らされているからです。
恐らく2台後ろの車はハロゲンかHIDのヘッドライトでしょう。光が迫ってきているのが見えます。
狙った効果が得られました。初回テストは成功です。
次は赤外線光源も含めて、もう少し実用に近づけていきます。
ご覧いただきありがとうございました。