KOUSAKU_LEDの日記

工作や個人的な知見について紹介します

【取り締まり無線受信】受信機を買った後の受信設定について

こんにちは工作LEDです。

 

今回は実際に受信機を用意した後に、どのような受信設定をするのか説明していきます。

作業が完了したら実際に受信してみましょう。

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受信機の機種やメーカーによって、機能や用語が少しずつ違うようですので、お使いの受信機の取り扱い説明書や記事等を参考にして頂けたらと思います。

 

では早速やってみましょう。

 

・受信する周波数は?

・受信モードは?

・受信設定やメモリーについて

・設定した後の運用方法は?

 

kousakuled.hatenablog.com

 

・受信する周波数は?

受信する周波数は、別の記事にも書いてある通り

346.5000〜348.4500MHz

間が空いて

348.8250〜349.5000MHz

あとは350.1000MHzです。

ステップ(各周波数の間隔)は12.5KHz(0.0125MHz)となっていますので、

全部で213チャンネルあります。

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周波数の一覧表です

 

・受信モードは?

受信機で無線を受信する場合の方法にはいくつかのパターンがありますが、今回、取り締まりの察知に使用するモードはメモリースキャンモード(メーカーによって呼び方が異なります)となります。

 

このモードは、あらかじめ登録しておいた周波数を順番にチェックし、無線を受信したら音声が流れる…といったモードになります。

 

・受信設定やメモリーについて

実際に設定してみましょう!

まずは213ある周波数を受信機に登録していきます。

※IC-R6で説明しますが、違う機種の方は取説などを参照してください。

 

まず受信機を電源に接続します。適合する純正品ならACアダプターでもシガー電源でもOKです。

 

電源マークのボタンを長押しして電源を入れます。

f:id:KOUSAKU_LED:20210609232613j:imageこれで電源が入りました。

 

次に登録したい周波数を表示させます。

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側面にあるFUNKボタンを押しながら上面のツマミを回すと液晶の周波数表示が変わっていきます。

 

まずは346.5000MHzを登録してみます。

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346.5000MHzを表示させたら、V/Mボタンを長押しします。

 

液晶右側にチャンネルの数字が点滅しますので、任意の数字を上面のツマミを回して選びます。

 

選んだらもう一度V/Mボタンを押しします。

 

ピピッと音がして選んだチャンネルに登録されます。

 

12.5KHzステップなので、次は346.5125MHzを登録…という形でどんどん登録を進めていきましょう。

 

この作業は1時間程度かかる事を覚悟しましょう汗

 

 

※ツマミを一ひねりで346.5000MHzから346.5125MHzに切り替わらない場合、先にステップ周波数を設定しましょう。

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TSボタンを押すと設定画面になりますので、

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上面のツマミを回して12.5を表示させます。

 

表示できたらもう一度TSボタンを押してステップ周波数の設定は完了です。

 

周波数が表示されている状態でツマミを回すと0.0125MHzずつ周波数が送られていくと思います。

 

 

周波数の登録は出来ましたでしょうか?

 

お疲れ様でした。

 

 

モリーについてですが、IC-R6は本体に1300チャンネルまで周波数を登録することができます。(メモリーチャンネル)

213チャンネルでメモリーが不足する受信機はなかなか無いですが、違う機種を考えている場合は注意が必要です。

 

では登録したチャンネルをスキャンしてみましょう!

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V/Mボタンを押しメモリーモードに切り替えたら、

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MODEボタンを長押しします。

 

スキャンモードを確認されますので、上面のツマミを回してM-ALLを表示させた状態でMODEボタンを押します。

 

液晶の周波数表示が切り替わりスキャンしているのが確認できます。

 

作業している場所が幹線道路沿いであれば、もう受信出来るかもしれません。

以前350.1MHzを受信した時の映像です

 

 

・設定した後の運用方法は?

やっと受信出来ますね。

 

今回は車での使用を前提としていますから、受信機をクルマに持って行きましょう。

 

シガー電源に接続したら、受信機を仮置きしてみます。しばらく使ってみて問題なければ本固定すればいいでしょう。

 

車のエンジンを掛けるかaccポジションで受信機の電源が入ると思います。

 

スキャンさせた状態で警察署の近くに向かってみます。

 

署活系無線は交信していない時でも約40秒間隔で信号のやり取りをしているようです。

 

そのタイミングとスキャンが合えば、受信できスキャンが止まるはずです。

 

受信出来たらズザーと短い音が聞こえます。

 

もし5分程待っても何も受信出来ないようであれば、場所を変えてみてください。

 

出来れば違う管轄の警察署等がいいです。

 

事情は分かりませんが、この方法で周波数が確認出来ていない自治体もあります。

 

この様な場合は交信の際に周波数を判明させるしかなさそうです。

 

当面はスキャンモードのままで車を走らせ、色々な周波数を見つけてみて下さい。

 

新しい周波数を発見する喜びはやりがいに繋がります。

 

また受信機によって、パトカーの接近や取り締まりの察知が出来た時、これまでの労力が報われることになると思います。

 

※この記事を元に行動する場合は、自己責任にて実行してください。