こんにちは工作LEDです。
先日、知人の車を運転させて頂く機会があり、改めて良いクルマだと感じましたので記事にします。
今回試乗したのはレクサスIS300 Fスポーツ(MC前)、
昨年末にマイナーチェンジした最新モデルではなく、その前のモデルです。
試乗が終わってから気付いたのですが、全体の写真がほとんどないのでスポット的なものがほとんどです。あしからず。
試乗の前に少し写真を撮らせてもらいました。
ランプ類はとても複雑で、凝ったデザインです。素直にカッコイイです。
新しい車なので当然、ウィンカーもLEDになっています。
以前から明るいLEDだなと思っていたのですが、中身はオレンジの蛍光体を使ったタイプのチップLEDを使用しています。
リフレクタとレンズにより前方方向に集光されているようです。
明るいのも納得ですね。
テールランプも含め、外装の光源は全てLEDのようです。
室内に移ります。
コンソール周りは無駄なものがなくシンプルです。
削り出しのツマミが高級感を感じさせます。
面白かったのはアナログ時計です。
明るい場所で見る分にはクローム色っぽい落ち着いたデザインになっていますが、ライト点灯時には白のバックライトが点灯し、文字盤全体が優しく光ります。
こういう光りものには弱いです。
ディスプレイ大型化の過渡期のモデルらしく、十分以上のサイズ感です。
操作していないので分からないですが、空調の温度調整はタッチ式でしょうか。
ドライバーに操作しやすい最適な位置にシフトレバーが配置されています。
8段ATとのことです。当然ながらシーケンシャルシフト対応です。
左側はオーディオ等用のコントローラが占めています。
ヘッドコンソールのボタン群は何に使うのか分かりません…。
レクサスお約束の非常ボタン?も見られます。
メーターも最近の車らしくデジタルです。
ただ、個性的だと思ったのがベゼル部分だけは実際に存在していて、情報の追加表示を行う際に右側にスライドするギミックが備わっています。これは走行中に知ったので写真がありません。
タイヤの空気圧まで表示されるのですね。
それにしても空気圧高いんですね。最近の車だから?
メーターチェックをしていると、オーナー様の出発準備が整ったのでいよいよ出発です。ここからは写真がなく文字が多めになります。
駐車場をバックで出ます。バック中は左側のミラーがやや下方を移すなど、当然のように一通りの機能は搭載されていると感じました。
走り出しての第一印象はこの上なくスベスベな革ハンドル。こんな滑らかなハンドルは初めてかもしれません。
しかもグリップが必要なサイド側はパンチングレザーになっており、メリハリが効いています。
主要道に出るまでの荒れた路面、低速ですが乗り心地は思いのほかゴツゴツです。
それでも愛車のレガシィとは比較にならないくらいになめらかな印象です。
レガシィのオーリンズのように冷間は動きが鈍い仕様なのでしょうか。
乗り心地は固めで個人的には最高に好感が持てます。
遮音が効いていて室内にロードノイズが響かないので快適にドライブ出来ます。
さすがレクサスですね。
10km位走った頃にドライブモードがsportSになっているのに気付きました。
操作はブラインドで出来るように分かりやすい仕様です。
押し込むとNORMAL(カスタマイズとも?)
左にひねるとECO
右にひねるとsportS
sportS+は…分かりませんでした。sportS状態から更に右にひねるのでしょうか。
これがとても違いが分かりやすく楽しいです。
こういう演出は大好きです。
まずECOにしてみました。
街乗りや先行車がいるシチュエーションではこのモードで十分です。パワーの出方が滑らかなのでスピードコントロールしやすい印象です。
加給圧が上がらない制御なのではないでしょうか。
自分なら普段はこのモードで走るかなと思います。
このモードの間は停車時にアイドリングストップを促す表示がメーターに表示されます。「もう少しブレーキペダルを踏んでください」のようなメッセージです。このあたりの動作は以前試乗したクラウンと同じですね。
続いてNORMALです。
先にsportSで走っていたからかECOとの違いは控えめに感じます。
このモードについては短時間の試乗に適さないと思いすぐにやめました。
改めてsportSです。
やはりIS300の味わうにはこのモードでしょう!
ちょうど行きつけワインディングに差し掛かりましたので
ややペースを上がて行きます。
3000rpm程度で加速中の加給圧は
メーターの追加情報によると+0.4KPa程度で、まだまだ余裕を残しているようです。
210系クラウンとだいたい同じでしょうか。トルク感が沸き上がります。
※210系クラウンを試乗した時の平均燃費が約13km/Lでしたので、実際にはもう少しパワーを出しているかもしれません。
アクセルを開けると程よくエンジンノイズが聞こえてきます。うまく表現できないですが巡行時にはなかった躍動感を感じます。
ついついアクセルを開けたくなるような雰囲気です。
コーナーではハンドル操作に対してすぐに車が向きを変える軽快感を感じさせてくれます。
グリップ感はありますが、ややタイヤが鳴きやすいのかなという印象です。
キツメのコーナーで対向車が膨らんできたので急ブレーキを掛けましたが、さすがに高級車、重いです…。踏み込みが足らなかっただけかもしれませんが。オーナー様をヒヤっとさせてしまいました。
再加速のアクセルに対する反応は良好、レガシィと比較するの間違っていますが反応時間はレガシィの半分以下ではないかという位、機敏に吹け上がります。大げさではありません。
8段ATのギアのチョイスもいいです。
アクセル開度に対して最適なギアを選択してくれているのでしょう。
再加速といってもいたずらに低めのギアに入れないジェントルな制御です。
ブレーキ以外のフィーリングは爽快そのものでした。
短い時間でしたか、最高の車だと感じました。
走って気持ちいいのは当たり前、メーターの表示バリエーションの多さやドライブセレクターなどの演出など、何を取ってもツボにはまります。
自分もいつかオーナーとして乗りたい。
走行シーン
市街地 約6km
郊外路 約30km
ワインディング路 約3km
平均燃費
試乗前 10.8km/L
試乗後 11.0km/L
試乗中モード 約60%がsportS 残りはほぼECO