こんにちは工作LEDです。
今日は警察無線について書きたいと思います。
ずばりタイトルの通りですが、無線で予め取締りを察知し、安全運転に繋げようというテーマです。
この頁では以下についてお話しします。
・警察無線とは?
・誰でも無資格で受信が可能
・受信機の感度はレーダー探知機を遥かに超える
・無線の通話内容は聞けない
・取締りを完璧に察知できない
・車に搭載する
・まとめ メリットとデメリット
・警察無線とは?
警察無線とはその名の通り、警察が使用している無線の事です。私は詳しくないのですが色々な種類があるようです。
今回お話しするのは取締りに使われる無線についてです。都道府県によって運用方法も違うようなので、あくまで私が住んでいる地域で経験した事について記述します。
現時点で取締りに使用されているのが判っている無線は以下の通りです。
・取締連絡波 350.1MHz
・署活系無線 346.5000〜348.4500 348.825〜349.5000MHz
取締連絡波は主にスピード違反取締り現場で使われています。
電波の出力が強いのか、発信源の3㎞程度先から受信が可能です。長く使われている周波数です。
署活系無線は警察署と警察官、また警察官どうしの連絡に使用される無線です。
こちらはシートベルト義務違反やケータイ使用取締りで使用されています。
警察署ごとに割当周波数が決められているようで、最低でも2チャンネルは割当てられているのが判っています。
課などでチャンネルを振り分けているのでしょうか?
私の地域では事件や業務連絡に使用するチャンネルと交通取締りに使用するチャンネルに、分けられているように感じられます。
出力は取締連絡波に比べて弱く、よく届いても1㎞程度です。
チャンネルによっては周期的に電波を発するので、それを受信する事で警察官やパトカーの接近を察知する事が出来ます。
私の住んでいる地域は大体40秒ごとに発射されているようですね。
もし受信出来たら「ザッ」と短い受信音が聞けると思います。
ただ、全ての警察官、パトカーから発射されている訳ではないようなので、もう少し研究をしようと思っています。
・誰でも無資格で受信が可能
警察無線を含め無線通信の受信をする事について、資格は必要ありません。
私は資格を持っていませんが受信することが可能です。
尚、無線の送信は専門の免許が必要なので注意が必要です。
無免許の方が無線を聞くために機材を揃えるなら、「受信機」や「レシーバー」といった物を揃えます。
送信機能を備える機材(アマチュア無線機などかっこ)を、送信が可能な状態で運用すると違法になる可能性が高いです。
私の場合、ハンディ受信機を車のメーター周辺に設置し、アンテナをリアウィンドウ付近に置いています。
室内で感度は十分だと思いますが、不満があれば移設しても良いと思います。
・受信機の感度はレーダー探知機を遥かに超える
受信機の感度はレーダー探知機とは比較になりません。
その名の通り受信を目的とした機材なので、当たり前といえば当たり前ですが…。
レーダー探知機は意図的に感度を落としているものと思われます。あまり遠方から警報を鳴らしてもムダになる可能性が高いですからね。
受信機なら感度のコントロールが可能なので、使い勝手に応じて調整が出来ます。
・無線の通話内容は聞けない
無線を受信するのだから、どんなことを話しているか分かりそうなものですが、実際には判別不能でしょう。
350.1MHzはアナログ波ではあり、本来なら受信と内容の傍受が可能ですが、ほぼ秘話通信となっています。
秘話通信を解除する機能を持った受信機もありますが、その機能が無ければ警察官の音声は宇宙人のような声に変わり、全く何を話しているか分かりません。
私的には通信内容を傍受したところで、メリットは大きくないので、秘話通信解除機能はなくても問題ないと思います。
署活系無線に至っては「ザー」が聞こえるのみです。デジタル通信な上に高度な暗号化がされているため内容はまず判別出来ないでしょう。
ただ、ザー音も聞き慣れてくるとメリット(受信している無線強度)の高低が分かるようになります。要するに距離感が掴めるようになるということです。
メリットが高くなるとノイズ成分が小さくなり透き通ったような音質になる一方、低くなるとガサガサしたノイズ混じりの音声になります。
もう少し分かりやすく言うと、近くで交信があればズゴー という感じ、遠くなればザザザ という感じです。
実際に受信をすれば明らかに分かる違いです。
これは実際に受信している時の画像です。
画像中央の受信機ディスプレイに「346.550」と表示されているのが周波数です。
その下の黒いドット表示がメリットメーターです。
この時は直近で通信があったのでメリット最大を表示しています。
・取締りを完璧に察知できない
これは最大の問題です。
無線を使わない取締り現場は当然ですが無線受信で察知出来ません。
また取締り中であっても、長時間違反車がなければ無線通信の頻度は下がるでしょう。
そうなると無線が鳴った時には自分が捕まっていた、なんてこともあり得ます。
遠方まで受信できるからと言って、油断は禁物です。
分かりにくい話かもしれませんが、受信機の設定によっては警察無線が使用されても受信出来ないことが起こり得ます。
例えば、受信機が他の周波数を受信中だと、いくら警察無線が使用されても、その通信を捉えられません。
また未知の周波数を使用していた場合も受信出来ない可能性があります。
警察無線は不定期的にシステム自体が更新されますので、周波数だけでなく、バンド(使用する周波数帯)が変更になることがあるでしょう。
・車に搭載する
今回のテーマで言うと受信する場所は車の車内になってくるでしょう。(バイクもあり得るでしょうか)
受信機を準備したら、クルマのシガーソケットから電源を取れるようにします。
電池の残量を気にしなくていいので便利です。
各受信機メーカーが専用の電源コードを発売していると思いますので確認してみて下さい。(電圧と極性があえば社外品でも対応可能です。)
・まとめ メリットとデメリット
記事のタイトルに魅力を感じた人にはメリットが勝って感じられるかもしれません。
どの位の割当の人がメリットを感じているのか気になります。
メリット
・取締りを察知する手段が増える
・(一部の)パトカー等の接近も察知
・肉眼より早期に察知出来る
・取締り察知による優越感
デメリット
・車内に場所を取る
・電源やアンテナ線の引き回しが必要(絶対ではない)
・絶対に取締り等を察知出来る訳ではない
・クルマに無線が着いてると周りの人に変わった人だと思われる
いかがだったでしょうか。
説明不足の部分も多々あると思いますので!ちょこちょこ更新していこうと思います。
ご意見、ご質問あればコメントください。
ありがとうございました!
警察無線に限らず、知らない世界を見られるという点で受信って面白いですよ。
こちらの記事では受信を始めるのに必要なものをまとめました。
手軽に始められるので参考にしてみてください。