どうも工作LEDです!
ずっと作業中だったレガシィ のリアフォグLED化が完了したので、記事として残します。
・純正のリアフォグを改造
・右側は赤色LED 左側は赤外線LED
・レンズの分解
・パワーLED仕様
・15°レンズで集光
・放熱テスト
・明るさ測定
・取付け
・今回使用した部材
私の住んでいる地域でリアフォグなんて使う機会は多分来ないと思いますが、左側のダミーを赤外線投光器として使う為、合わせてLED化することにしました。
レガシィ のリアフォグは元々右側しか点灯しない仕様です。個人的にも片側のリアフォグが気に入っているので、ここについては変更なしでやります。
赤外線の投光器として機能させるのは、ダミーの左側です。
リアフォグのレンズ取り外しはバンパーなど取り外す必要がありますので、諸先輩方の記事を参考にしてください。
レンズを外したら、一旦バンパーを取り付けます。※作業期間が長いので。
外れたレンズです。これは左側。
裏にはプラスのタッピングビスが見えます。
ビスを外せば分解出来る!?と淡い期待をよせて緩めてみましたが、開きませんでした…残念。
レンズとケースが接着されているようですね。から割りをする度胸はないので、早々に諦めて超音波カッターを投入します。
レンズの側面にマジックで下書きしました。雑でしょうか。このラインに沿って超音波カッターの刃を進めていきます。両手作業のため写真はありません。便利な道具です…。
あまり深く刃を立てると、すぐ裏にあるメッキのハウジングに傷を入れてしまうので注意です。
こんな感じで開きました。
開いたら、早速透明のプラ板で基板の型取りをします。大体取り付けた時にクルマの真後ろを向くように角度を調整しておきます。
こんな感じで切り出しました。切り出したらLEDの配置をシミュレーションします。今回、赤色パワーLEDを4個使おうと思いますので、円弧を書くように並べてみます。スペースに問題なく並びます。
型が取れたらアルミ版を切り出します。
ハンドメイドで端面がガタガタです…。左右対称で切り出します。小さな穴が空いているのはLED固定用のタップ穴と配線逃し穴です。固定用はM3でタッピングしました。
LEDをネジで固定してみました。LEDとアルミ板の間には放熱グリスを塗布しておきます。パワーLEDはネジ固定が安心です。
固定が出来たら配線します。私はパワーLEDの配線は砲弾型LED等のリードを使うようにしています。断線のリスクが少なそうので。
こんな感じです。はんだごての熱がアルミ板に取られるので、ある程度熱容量のあるこて先を使った方がやりやすいです。
配線が出来たら固定ネジを一旦外しプラスチック製のワッシャーを挟んで再度締め込みます。ショート防止の為です。
写真を撮れていませんが、アルミ板の裏面に電源回路を接着固定しています。
電源回路と言っても、オンセミコンダクターの350mA定電流チップ(CCR)とマイナス側に整流ダイオードを入れてあるだけです。ちなみに上の写真にはCCR1個のみですが、テストの結果2個使い(700mAドライブ)としました。
電源回路をバイスで固定し、接着剤を固化させる間、LEDに集光レンズを取付けます。若干リードやネジに干渉してしまったので、ヤスリで削ります。レンズは15°タイプを使用しました。光の強度が欲しい場合に適しています。※赤外線側は30°レンズを使用しました。
さあ試験点灯させますよ!
光軸に入っていなくても眩しいです。レンズに仮固定して、純正球と明るさを比較します。いつも通り照度計を1mの距離で正面から構えて計測します。あくまで自分ルールです…
純正球(21w) 明るさレベル249
これでも必要十分明るいですよ。
続いて赤色LED(700mA)明るさレベル1027
比較にならない明るさです。約4倍の数値ですね。光が強いのでしばらく目に残像が残りますよ。
明るさは十分なので、熱が心配ですね。アルミ板の部分に温度センサーを貼り付けて温度上昇を見てみます。
見にくいですが、室温約20℃の環境下で30分間点灯し続けてもアルミ板温度60℃いかない程度です。30分も点灯させる事はないでしょうし、なんとか大丈夫なレベルと判断します。
LED部が完成したので、ハウジングにLEDが乗ったアルミ板を接着します。ここから水などが入らないようにシールしていきます。接着にはプラパテがオススメです。
固定出来たら、レンズを元の位置に張り合わせてバイスなどで押さえた状態で防水処理します。セメダインのスーパーXクリアがおすすめです。
何度が重ね塗りして、隙間が残らないようにします。はみ出しは固化させてからカッターなどで落とせます。
テストとシールが終わったので取付けます。取付けているところの写真がない…
夜間に点灯させている様子。明るいです。後続車がいたら迷惑になりそうなので、使えないですね。
点灯時の後方の様子。
この写真はちょっと大げさですね、標識や反射材が真っ赤に光るのでニヒヒ…いつもながら自己満足の世界でした!
・使用した部材
赤色LED オプトサプライ社 5wスター型
赤外線LED オプトサプライ社 5w?
パワーLED用アルミ基板(上記用)
整流ダイオード 1Aタイプ
アルミ板 厚さ5mm 100×250程度
パワーLED用集光レンズ 15°&30°
最後まで見てくれてありがとうございます!
この記事を参考にれる場合、自己責任で行動してください。